お金だけでは足りない|筋肉を貯める「貯筋」とは

多くの人は、将来のためにお金を貯める。

老後のため。
もしもの時のため。
家族を守るため。

それは、とても大切なことだ。

将来困らないように、今のうちから備えておく。

この考え方に異論はない。

だが、お金の備えだけで本当に十分だろうか。

お金の備えはするのに身体の備えは後回し

多くの人は、将来への不安に対してお金で備える。

― 貯金をする
― 保険に入る
― 投資をする

つまり、何かあった時のために準備している。

だが、その「何か」が起きないようにする準備はどうだろうか。

病気になった時のためのお金は考える。

介護が必要になった時のための費用も考える。

だが、そもそも健康を維持するための行動は後回しになりやすい。

ここに盲点がある。

お金があっても身体が動かなければ意味がない

想像してほしい。

ようやく仕事を引退して、時間もできたし、貯金もある。

旅行に行きたい、趣味を楽しみたい、家族との時間を増やしたい。

そう思っていたとする。

だが、その時に身体が思うように動かなかったらどうだろう。

― 長く歩けない
― 階段がつらい
― すぐ疲れる
― あちこちに痛みがある

そうなれば、やりたいことがあっても実現しにくくなる。

お金はあっても、身体がついてこない。

これは十分あり得る未来だ。

筋肉は放っておけば確実に減る

ここで知ってほしいのが「貯筋」という考えだ。

筋肉は、一度つけばそのまま残るものではない。

何もしなければ、年齢とともに確実に減っていく。

だから重要なのは、問題なく動けるうちに備えることだ。

これは貯金とよく似ている。

将来困るかもしれないから、今から少しずつ備える。

身体も同じである。

将来も自由に動けるように、今から少しずつ備える。

それが貯筋だ。

失ってからでは遅い

貯筋と聞くと、何か大げさなことのように聞こえるかもしれない。

だが、やることはシンプルだ。

定期的に身体を使うこと。筋トレを生活の一部にすること。

週に何回でもいい。完璧でなくていい。

大切なのは、「今困っていないからやらない」ではなく、「将来困らないためにやる」という視点を持つことだ。

多くの人は、不調が出てから対策しようとする。

だが、その頃には失っているものもある。

だからこそ、備える。

未来の自分に何を残しているか

貯金は、未来の自分への準備だ。

ならば、身体についても同じ発想を持っていい。

未来の自分は、今の自分の積み重ねでできている。

頑張って貯めたお金を、病院代ばかりに使いたい人はいないだろう。

時間ができた時に、自由に動ける身体でいたいはずだ。

お金を貯める。

それは大切だ。

だが、それだけでは足りない。

未来の安心のために、「貯筋」にも励んでほしい。